百名山登頂を目指すI様と、93座目となる皇海山へ。天気は晴れ、気温は25℃くらい。下界は35℃を超える猛暑日で熱中症警戒アラートが出た日でした。暑さを警戒し、水分を多めに持参した登山でした。お客様は3Lの水分に、途中の水場でも補給、私も2Lの水分で2回の水分補給で計3L摂取しました。
午前3時30分、銀山平駐車場をスタート。一の鳥居からの登山道は沢沿いで、朝から元気なミソサザイが鳴いています。倒木のうえで大きな口を開けて鳴いているミソサザイを発見、まさに渓流の歌姫。しばしそのリサイタルを楽しませていただきました。
庚申山荘へ到着。このあと庚申山経由で鋸山〜皇海山へ。庚申山に登る途中、うっすらと富士山が見られました。稜線に出ると、思ったより涼しく、風が抜けるところは気持ち良くクールダウンできました。鋸山手前の急なアップダウンは体力を奪われます。焦らずにゆっくりと歩きます。鋸山登頂、これから皇海山までピストン、行って帰ってくるまで約3時間かかります。しっかり補給して体力を回復させます。
鋸山でしっかり体力回復したI様は、その後の急な下り、それから皇海山の登り返し元気に歩き、皇海山に登頂。群馬側の登山道(皇海橋ルート)が使えなくなり、また庚申山荘が休業になった今、皇海山登頂を諦めそうなったといいます。Webで武堂登山事務所を見つけ連絡してよかった、とおっしゃっていただけました。
下山は、例の笹薮の藪漕ぎルートですが、この日は笹が若干仮払いされており、またルートにピンクテープが付けられたようです。足元のルートが見やすくなっていて今回はスムーズに歩けました。ただ、そのあとのトラバースは疲れた体に、同じような景色が続き、メンタルが削られます。いったいいくつ、崖側〜渡渉〜尾根上り返しが続くのでしょうね、と数を数えながら歩きましたが、4、5あたりで面倒になってやめました。おそらく10以上の尾根筋をトラバースするようです。
この日、ハルゼミの大合唱。特に下山ルートは鳥のさえずりかき消すほどの大音量でした。トラーバスを3時間近く歩いたあと庚申山荘に戻ってきた時は少しホッとし、そこからは軽快に下り道を歩き、午後7時前に下山できました。
百名山93座目、登頂おめでとうございます!



