皇海山プライベートガイド(2025.09.14)

日本百名山登頂を目指すK様と、53座目となる皇海山に登ってきました。天気は雨のち晴れ。前日までこの日にするか、翌日15日(敬老の日)にするか天気予報を見比べながら悩んだ末、14日(日)にしました。午前4時すぎにスタートした時はしとしと降っていた雨が庚申山荘を過ぎたあたりではザーザー降りに。天気は回復するとの予報を信じてこの日にしましたが、風も強くなりこのままずっと雨が降り続くのかと思えるほどでした。ところが、庚申山を過ぎたあたりで雨があがり、日光の山々(男体山や女峰山)が青空から顔を出し始めました。雨はそのあとすっかりやんで、日差しも出て、気温もあがり気持ち良い雨上がりの樹林帯歩きができました。

K様と皇海山登山を計画したのは昨年。15時間に及ぶ山歩きには、かなりの体力とメンタルが求められます。K様は皇海山登頂に向け百名山登山を積み重ね、満を持してこの日を迎えました。午前11時45分、皇海山山頂に到着。記念撮影のあと、下山。このあと鋸山の登り返しと、六林班峠までの藪漕ぎ、そして長い長い尾根越えのトラバースが待っています。K様の事前情報では、六林班峠までの笹藪は刈り払いされているということ、また六林班峠から登っておられる方もいて、もしかして本当に刈られているのかと期待しつつ笹藪に向かうと、笹藪の中にきれいなトレイルができていました。いつもなら背丈ほどの薮をかき分けつつ、正しい踏み跡と時々見つかる目印を探しながら歩くところをスイスイと歩くことができました。K様いわく「ここまでで一番歩きやすい」。今年いっぱいはこの藪漕ぎ地獄からは解放されそうです。

閉鎖中の庚申山荘の前には修復のための部材が積まれており、来年再開という情報は本当のようです。庚申山荘が利用できると、皇海山は今よりも登りやすい山になります。とはいえ、庚申山荘を拠点にしても10時間はかかるコースです。体力をしっかりつけて登りたい山です。

午後6時40分銀山平駐車場に到着。14時間30分という予定よりも早めに到着。到着後もそれほど疲労を見せないK様の体力、メンタルの強さに驚かされました。百名山53座目登頂おめでとうございます!