先日(10月初旬)に北アルプスの涸沢カールに行った時は、紅葉はちょうど最盛期で、テレビでも10年に一度の当たり年などといっていましたが、1500m前後の低山はいまが紅葉の季節。黄色や赤に色づいた広葉樹(ブナ、カンバ、サクラ、カエデなど)だけでなく、一部の針葉樹(カラマツ、イチョウ)も山に彩を与えています(イチョウは針葉樹の仲間って知っていましたか?)。
この週末(11/初旬)、雲取山に登ってきました。山の上の方は紅葉は終わっていましたが、雲取山から埼玉側(三峯神社)のルートで1700m〜1500mあたりが紅葉がピーク。とくにさまざまな種類のカエデが色づき、葉を落とし、登山道はまさに紅葉の絨毯。その中に見つけました。メグスリノキの落葉。メグスリノキはその名前の通り目薬に使われたという樹木ですが、3枚の葉がワンセットで赤く紅葉し、とてもきれいな紅葉樹として知られています。実はこのメグスリノキ、紅葉やカエデなどのギザギザの葉を持つ樹木「カエデ」の仲間。葉だけを見るとカエデには見えませんが、カエデは必ずしも一般にイメージされる形だけでなく、一枚の普通の葉(ヒトツバカエデ)や、メグスリノキのような3枚の葉のカエデもあります。
私がメグスリノキに出会いたかったのはそういった理由もあり、ようやく落葉ですが出会うことができました。あと、余談ですが、いわゆるメープル(カナダの国旗のデザインになっているカエデ)である「サトウカエデ」かな、それとも「カジカエデ」かなという葉もたくさんありました。少し大きめとカッコ良いカエデです。




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