皇海山プライベートガイド(2026.05.30)

日本百名山の踏破を目指すK様と93座目となる皇海山に登ってきました。梅雨入り前のこの季節、気温は暑くもなく寒くもなく、また日も長いので皇海山のようなロングコースにはぴったりです。この日の天候は晴れ、湿度は低く爽やかで、鋸尾根の稜線は風が抜けるもののそれすら心地よい絶好の登山日和でした。

ご存知の通り、今年から庚申山荘が避難小屋として再開され、疲労、体調不良、天候悪化などに備えた安全登山がしやすくなりました。しかし、歩行距離26km、累積標高は2300m以上、トータルで15時間かかる国内の最難関ルートの1つであることは変わりありません。日帰りで計画したK様とは午前4時前に銀山平で待ち合わせをして出発、下山は午後6時30分。鋸山手前の鎖場(蔵王岳)で45分の順番待ちを入れても14時間30分という日帰り皇海山登山にしてはかなり早いコースタイムでした(皇海山はこれまで見たこともないほどの登山者でした)。

銀山平駐車場から1時間ほどは林道歩きです。一の鳥居をくぐり、気持ち良い沢沿いのルートをミソサザイのさえずりを聞きながらゆっくりと歩きます。庚申山荘までは準備運動くらいの気持ちで歩くことがこの長丁場を最後まで元気に歩き通すポイントです。庚申山荘を過ぎ、庚申山に向かう急登、アップダウンを繰り返す鋸尾根、K様の足取りは常にしっかりしています。今が見頃のシロヤシオを愛でながら、そしてどんどん近づく皇海山を眺めながら歩き続けます。鋸尾根の鎖場、ハシゴ場も、難なく通過。鋸山に着くと皇海山が目の前に。滑りやすい急な下りをいったん下ってから、皇海山に登ります。皇海山登頂後、ここに戻るまでは2時間半、ほぼコースタイムでした。

その後、女山、六林班峠を越え(笹はきれいに刈払いされていて藪漕ぎはありませんでした)、皇海山登山で一番きつい最後の長い長いトラバースも、危険箇所は慎重に歩き、最後までペースを落とさずに下山しました。やはり百名山も93座目ともなる方ですと、体力、メンタルの強さ、歩行技術の高さはかなりのものです。K様とはいろいろな話をしながらあっというまの14時間30分の山行でした。私も久しぶりの皇海山を楽しませていただきました。

日本百名山93座目登頂、おめでとうございます!