2026年6月14日(日)。今年から登山を始め、1泊2日での北岳登頂を目指しているK様。今回は、その脚づくりとして、棒ノ嶺(棒ノ折山)から高水山までの縦走をご案内しました。コースは飯能の棒ノ嶺(棒ノ折山)から青梅の高水山までを縦走。距離は約14km、累積標高は1300m D+。このロングコースは、長い急登が続く北岳登山(広河原ルート)の脚づくりに最適です。白谷沢の登山口から棒ノ嶺までの長い登りでは、体力を温存しながら歩く「ペース配分」を意識。そして、棒ノ嶺から始まる縦走では、黒山〜逆川ノ丸〜興越山〜岩茸石山〜高水山という5つのピーク越え。しっかりと「脚に負荷」をかけ、北岳登頂に必要な体力とスタミナを強化していく戦略です。
普段からジムで体を鍛え、6月はほぼ毎週のように山を歩かれているというK様。その成果もあり、最初から最後まで疲れた様子を見せず、約7時間というハイペースで見事に下山されました。
当日は曇り空でしたが、視界は良好。棒ノ嶺の山頂から一望できる奥武蔵の山並みや、縦走の途中に見える奥多摩の山々を見渡すことができました。遠くに見える山々の名前、花が咲いて葉が白くなり始めたマタタビの木、満開のヤマボウシ、そして沢に響き渡るミソサザイのさえずり……。 K様は自然の豊かさに触れながら、「山を登る登山」から「山を楽しむ登山」を味わっていただきました。
また疲れない歩き方や膝を痛めない下り方といった山歩きの実践、ストックの練習、日々の身体のケア、ギアの手入れの仕方、さらには危険な動物・昆虫の対策まで、2人で7時間、ずっとお話ししながら歩き、このきついロングコースを楽しんでいただいたようです。
北岳は2泊3日であれば体力的にはそれほど不安はありませんが、1泊2日になると話は別です。 宿泊地を「肩の小屋」にするか「北岳山荘」にするか。それは「1日目に頑張るか、2日目に頑張るか」の選択であり、ご自身の体力レベルを熟知していないと最適な判断ができません。今回は、K様に「ご自身の体力の現在地」を知っていただくためのコース設定でした。岩場、急登、そして縦走特有のアップダウンの繰り返し(登り返しによる脚の疲労感)など、どの山を登るにも欠かせない要素を詰め込んだルートです。 その中で「次に取り組むべき課題」を見つけ、強化につなげていただければと思っていました。ところが、今回ご一緒させていただき、もういつでも北岳に行ける体力は十分にお持ちだと確信しました。次は、3000m級の高山登山に欠かせない「山頂直下の急登」と「岩稜帯歩き」にいっしょに取り組む予定です。
K様、本当にお疲れ様でした!




透明背景-1.png)