サンショウウオといえば、多くの方は特別天然記念物のオオサンショウウオを思い浮かべるでしょう。私が住んでいる関東にはオオサンショウウオはいませんが(岐阜より西側に生息)、それ以外のサンショウウオは見られます。両生類のサンショウウオはカエルと異なり尻尾がある有尾目の両生類。一見トカゲに似ていますが、こども(幼生)のときは水中でエラ呼吸をし、おとな(成体)になると肺・皮膚呼吸をして陸上で生活します。
今回、八ヶ岳の渓流で出会ったサンショウウオは「ハコネサンショウウオ」。ハコネ(箱根)と名前についていますが、箱根以外でも見られます。むしろ箱根では数が減ってきて天然記念物になっており、むしろあまり見られないかもしれません。
ハコネサンショウウオは少し珍しいのは、成体になっても肺呼吸をしない(肺がない)ことだそうです。幼生ではエラ呼吸、成体では皮膚呼吸と、他のサンショウウオと異なる生態をもっています。また幼生として水中で過ごす期間も数年と長め。今回八ヶ岳にいたハコネサンショウウオは体長5cmほどの幼生で、生まれて1,2年といったところでしょうか?成体は13cmくらいになります。
写真をよく見ると、ハコネサンショウウオの特徴がわかります。首のあたりには幼生のエラ、手の先に黒い爪があります。目も少し飛び出していますね。このサンショウウオはきれいな渓流に生息しています。水辺の石をいくつかひっくり返してみてください。ハコネサンショウウオのこどもに会えるかもしれませんよ(捕獲したり触ったりはしないでくださいね)。


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