2026年8月1日(土)〜2日(日)、昨年から百名山登頂をご一緒させていただいているK様と中央アルプスの木曽駒ヶ岳、空木岳に登ってきました。K様にとっては64座目、65座目となる百名山。どちらの山も日帰り可能ですが、今回は木曽駒ヶ岳からの縦走で2座を一泊で登るプランで行きました。1日目は駒ヶ根の菅の台バスセンターからバスとロープウェイを乗り継いで千畳敷へ。千畳敷、木曽駒ヶ岳はこの数年とても人気のエリアで、菅の台バスセンターの駐車場は夜明け前には満車、またバスも乗れないという状況ということもあり、前日入り。K様は夜に、私は午前1時に到着(駐車場は7割ほど埋まっていました)、車内泊して朝一番午前5時15分の臨時バスで出発しました。そのときは、菅の台バスセンターは駐車場の中まで折り返す長蛇の列で、この方々はいつバスに乗れるのだろうというくらいでした。
バスとロープウェイを乗り継いで千畳敷に着いたのが朝6時ごろ。千畳敷では青空が広がり、南アルプス、奥秩父の山々、そして目の前の千畳敷カールと宝剣岳がよく見えます。30分ほど高度順応をして、まずは木曽駒ヶ岳へ出発。木曽駒ヶ岳は乗越浄土(カールの上の縁)の向こうにある中岳のさらに向こうにあるため、ここからは見えません。宝剣岳の荒々しい姿と、登山道脇に咲くイワオトギリやハクサンフウロ、チングルマ(綿毛)を楽しみながら登っていきます。中岳に着く頃にはガスが広がり、木曽駒ヶ岳は真っ白に。今日は天気良かったはずでしたよね、山の天気はやっぱりわかりませんね、と前向きなK様。64座目の木曽駒ヶ岳登頂後、乗越浄土に戻り、宝剣山荘で一休みしたのち、難所の宝剣岳を経て極楽平へ。
ここから先は中央アルプスの「背骨」ともいえる天空の稜線を歩きます。稜線には、中央アルプスで見られる小型のウスユキソウ「ヒメウスユキソウ」があちこちに咲いています。空木岳へはその直下の木曽殿山荘が近いですが、そこに到達するまではいくつもの激しいアップダウンを越えていく長い道のりで、木曽駒ヶ岳を回るプランだとかなりハードになります。今回はその中間点にある檜尾小屋に宿泊しました。檜尾小屋は避難小屋ですが、有料で寝具の提供やビールなどの飲み物、インスタント食品の販売もあり、食事の提供がない山小屋という雰囲気。数年前に改装されたこともありとてもきれいで、小屋番の方も親切でアットホーム。おすすめです。
2日目は岩峰の熊沢岳、東川岳を経て空木岳に向かいます。空木岳から先も長い長い下山。コースタイムは10時間かかるため、夜明け前の朝4時半に出発。途中の稜線でご来光。小屋に泊まっていた他の方も同じような行程で、スタートから下山までほぼ同じペース。途中の山頂や休憩場所で何度も顔を合わせるうちに、お話しするようになり、最後は同じパーティーのように長い下山をご一緒しました。
熊沢岳は岩場、鎖場が続く難所です。ただこの山を越えると空木岳は目の前に迫ってきて、テンションも上がります。また昨日までは見えなかった北西〜南西の北アルプス乗鞍岳、御嶽山、恵那山が見え始めます。東川岳を下り、木曽殿越と呼ばれる深いコルにある木曽殿山荘に着くと、標高差360mの登り返しを経て空木岳へ。空木岳の稜線に出ると山頂まではまた岩場歩きで、「まるでボルダリングですね」と、K様は全身を使って登ります。檜尾小屋から5時間かけて空木岳に到着。木曽駒ヶ岳方面から雲が出てきましたが、まだ空木岳の下は晴れ間が広がっていました。
ここからは池山尾根から標高差約2000mを下ります。途中、駒石の大きさに驚いたり、目の前の雷鳥の親子に目を奪われたり、小地獄、大地獄の難所を越えたりしながら菅の台バスセンターを目指しました。菅の台バスセンターには午後2時に到着。大きな段差や木の根が張り出していて歩きづらい場所も多くありましたが、なるべくリズムを崩さずにテンポよく下山しました。以前ご一緒した皇海山や常念岳のときもそうでしたが、下りがとても安定しているK様。コースタイム5時間かかるところ、休憩時間を入れて4時間30分で下山しました。
下山後はバスセンター近くのこまくさの湯でさっぱりして解散。トータル約17時間、距離22km、登り1,630m、下り3,420mのロングコースでした。百名山64座目、65座目登頂、おめでとうございます&お疲れ様でした!









木曽駒ヶ岳と中岳の稜線に咲いていたコマクサ。この山のコマクサは赤みが強いようで、真っ赤で一際目立ちました
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